ウレタンフォーム発泡用金型 − カット断面 |
金型とは? 金型はさまざまな材料を製品に成型するためのものです 金型は同じものを繰り返し、たくさん形作るために必要なもので 普段はあまり目にする機会がないと思います ですが、皆さんの身近にあるもののほとんどが金型によって作られています 当社が作製している金型は、自動車の座席部分に入っている ウレタンフォームを発泡成型するためのものです 車種によって座席のデザインが異なるので、それぞれに金型が必要に なります ウレタンフォーム発泡用金型の材質はアルミニウムの鋳物です アルミニウムで出来ている【鍋フタと鍋】 = 発泡用金型 とイメージしてみてください 発泡用金型には鍋フタになる上型と、鍋の役目の下型があります (鍋のイメージよりも、たい焼きの型をご存じなら その方がわかりやすいかもしれません) 発泡用金型では製品の顔であるオモテ面になる方を下型にします ウレタンフォームを発泡成型すると、下面の方が成型状態が良くなる ため、出来上がる製品のオモテ面が下に、ウラ面が上になるように 向きを設定して金型を作るからです (たい焼きならばどちらの面も顔なので、両面共に重要でしょう!) 上型、下型にはそれぞれ合わせ面がありますが、アルミの鋳物同士は 鋳物の収縮による多少の寸法差があり、始めからピタリと合わないので そのスキ間を埋めるためにシール材を使います シール材は樹脂で、上型の合わせ面を転写させて下型側に付けます これで 鍋フタと鍋 = 上型と下型 が密閉出来るようになります 金型には上型、下型の2つの鋳物の組み合わせ以外にもタイプがあり、 もう1つの鋳物: 中型 という3つ目の鋳物も組み合わせて金型を 作ることも少なくありません |